天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

道具を愛でる

 一昨日久々に思い立って、ゴルフパートナーというゴルフ道具の中古屋に行った。ロイヤル・コレクションという銘柄のウッドが前から欲しかった。少し前のモデルの方がとても見た目もよい。ヘッドソウルの溝が振りぬきがよさそうで、優れ物。シャフトはヘッドの先の方15センチくらいだけスチールで、後はカーボンという変わり物。シャフトがハイブリッドなのだ。見た目の面白さについ購入してしまった。店の中にある鳥かごのような場所で2,3発試打した感触もとてもよかった(ように思えた)からだ。
 何分中古なので、少し汚れている。買うと決めたら、店員さんがきれいにしてくれた。家に帰って眺めてみると、ヘッドの形とかなかなかいい。汚れを更に丁寧に掃除をしたら、ほとんど気にならない程になった。つやつやした黒いヘッド。裏に走った黒い溝。先だけのスチールシャフト。これはどのような効果があるのだろうか。ロフトは13度と立ち気味。まさにスプーンのロフト。最近のはやりはもう少しロフトのある、ユーティリティーだ。実は、そのようなものでいいのは無いかと見ているうちに、ロイコレに行きあたったのだった。ロイコレという呼びかたは知る人ぞ知る。
 さて、そのスプーンを握りしめて昨日のコンペに出かけた。いつものコースでは、フェアウェイウッドが活躍する場面は少ない。なしでもいくらでも結果が出せるコースだ。しかし先月千葉の総武カントリーで、思い切りフェアウェイのロングショットを要求される場面が多々あった。そういう訳で一本張達した経緯にあったのだ。そこで昨日の初打ち。短いミドルホールの打ちおろしで試してみることにした。
 芝にヘッドを這わせるようなスイング。ティーを低く、ほとんど芝の上に置いた状態。素振りは芝をなぜる音。さて中古ロイコレの一発目。ヘッドはボールの頭の方をかすり、ボールは目の前の池に手で放り込まれたようにゆっくりと飛び込んだ。そこまでの2ホールをパープレイできて、このありさまなので、同じ組のパートナーには驚かれるやら、心配されるやら。打ちなおしは、少しだけティーを高くしたらテンプラで高く上がったために弾道を確認できなかった。
 そこから3ホール過ごしたロングホールの2打目。ティーショットの結果がよく、絶好のツーオン狙いの場所にボールがいた。ここでロイヤル・コレクションのスプーンを使わなくてどこで使うか、という場所。さっきの練習を念頭に置いて、ヘッドをボールにたたきつけた。打った感触はよかった。しかし、ボールは高くあがったものの、おおらかに大きく右にそれてOBゾーンの方に向かって飛んだ。打ち直し。
 打ち直しの結果は良かった。が、グリーンの手前3ヤードくらいのところで止まり、2オン(4オン)はならなかった。がしかし、これでやっとこれは使える、という自信がついた。OBニ発が練習をしないで使った代償だった。飛距離で言えば、今風の道具の方が飛ぶかもしれない。しかし、名器が手に入ったような感覚。しばらくは使ってみよう。