天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

団地力

 団地力などという言葉が出てくるとは思わなかったが、そんなことを言う人がいた。いわゆる団地で、マンションとは違う。昔できた○○ニュータウンとか、XX団地とかいうやつ。昔出来たので、住人はもう高齢者が多い。そこに住む人たちは、昔で言う町内会活動的なものを継続している。今日なんかまさにそれだな、と感じた。
 今日は年に3,4回行う団地の一斉除草の日で、7月はそれが終了した後に懇親会を行うというのが恒例になっている。それを今年も維持継続した。今年私は町内会のような評議委員会のメンバーなので、その懇親会の世話係。色々役割を分担しているが、じゃがバターの係りだった。
 朝の10時まで草取りをやった団地の人たちが、公園に集まる。そこにテントを張って、焼き鳥、焼きそば、フランクフルト、そしてじゃがバターが用意されている。飲み物は発泡酒、ジュース、お茶が冷やしてある。こういう催し物にはたして人がそれほど集まるのだろうか、と思っていたらこの通り。

昨日から暑さが続いており、テレビでは熱中症でお年寄りが亡くなっているニュースが報じられるほど。その暑い中、草取りを終えた人達が集まってくる。テントの陰で、近隣同士のだんらんもはずんでいる様子。

飲み物も大量に仕入れてあり、これは買い過ぎではないかと思うほどだったが、氷水に冷やしたカンやペットボトルの飲み物が次々と飲まれる。

 私は、じゃがバターならジャガイモを茹でておいて、バターを添えて渡すだけだろうと思っていたら大誤算。大きな釜に薪を焚いて、セイロで蒸して出すのだった。そんな道具が皆そろっているところがすごい。この暑い中、山でもないのにキャンプのように火をおこしてジャガイモを蒸した。
 もう古い団地なので、たいていの人が顔見知り。以前、理事長をながく勤めてくれた人や、過去から色々団地のために尽力してくれている人たちが、高齢者集団ではありながら、まだまだこのような催し物のときにはあれこれあれこれと世話係をやってくれる。私などは、勤め先では年長者善としているものの、ここにいてはまだまだ年長の人たちが矍鑠として働いている。しかも大勢いて、顔見知りなので協力体制も十分。まさに団地力。
 今年、中国行きを見合わせた理由の一つに、この地域社会活動への参加ということもあった。まさに参加しているという訳だ。