天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

夏ジョグ

 暑い夏は走るなら朝。というわけで7時に家を出たが最早夏の日差しが強まり始めている。何人かのジョガーとすれ違う。町田街道をしばらく高尾に向かって走る。吸い込む息に草いきれがツンと来て気持ちがいい。アロマセラピー効果がある。草のかおる場所は鼻をクンクンさせて通る。
 今日走る理由は、いつもの習慣としてではあるが、今週金曜に迫った富士登山競争に向けて体を走るぞモードに維持しておく目的だ。今更トレーニングとかスピードアップもない。本番の時の目標は、あくまでも謙虚に「完走」を達成すること。完走の意味は制限時間内にゴールすること。去年がギリギリセーフだったので、今年は少しは時間短縮ができればいいと思う。
 がしかし、富士市の街を駆け抜けて登山道に入ってしばらくするとそんなことなどどうでもよくなる。ということを去年の体験で思いだした。そう、何も考えたくなくなる。早くこの苦しみを終わらせてくれ。終わらせるためには前に進むしかない、という状態になるのだ。
 暑くなり始めた街をジョグするには、このひたすら耐える練習にはなる。これを終わらせるためには、諦めないこと、やめないこと、このフレーズを頭の中で繰り返す。そして、「振り向かないこと」というのも加えたらどうだろうかと考えながら走った。振り向くのは別に悪いことではない。振り向いて後悔するくらいなら、振り向かないほうがいいということ。振り向けば後悔の多い人生であることは大半の人がそうだと思う。自分だけかな?後悔しない人もいるかもしれない。よほどの自信家か傲慢な人であろう。
 テクニカルな意味で、過去の失敗を冷静に分析して反省することは次に役立つのでこれはいい。ただ、無為に過ぎ去った時間を惜しむだけの後悔はいつまでしていても意味が無い。そういう意味で「振り向かないこと」を富士山をかけるときのフレーズに加えようかな。
 ジョグの際に、よく音楽を聴きながら走るひとがいる。村上春樹氏もその一人だった。私も持っているiPODで試したことがあったが、これでもまだ邪魔な感じがした。そこで、最近のウォークマンを購入した。これには驚いた。USBメモリにイヤホンをつけたような形状。これなら中に色々と入れて、即ち中国語ジャーナルのCDや、ビートルズや、中国語の歌とか入れて楽しめるかもしれない。