天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国は脅威か

 今日は、某社の先輩と神田は神保町で、昔ながらのお店を教えてもらいつつ、中国論議をすることができた。色々と含蓄のあるお話の中で、沖縄基地の問題に触れて中国が脅威で沖縄に基地が必要だという論理は全く意味が無いことだという点で一致した。
 今更中国が日本を壊滅状態にしようということは、何の意味もないことだ。共産党一党独裁の社会ではあるが、これだけ情報化社会になっているなかで、やみくもに日本憎しという行動を仕掛けるほど、党幹部は視野が狭くないはずだ。
 日本政府としても、そのことくらいは分かっていると思う。それが分からない程日本の官僚はバカ集団ではない。ではなぜ沖縄基地かといえば、やはりアメリカ。米国的覇権主義の一環として東洋における軍事力維持。フィリピンレベルの南方ではない。ロシアに少しでも近い場所での軍事力維持。これだろう。
 実際には、昨今の科学技術の進歩から言えば、なにも沖縄ではなくとも、実際の距離は問題にならないであろう。ただ、従来実績として居すわった場所に居続ける方が面倒がないということではないだろうか。
 みな面倒くさいのだ。面倒くさいという感覚も一つの流れを作る。
 今度の参議院選挙にしても、大数として国民が面倒くさいと感じている一面が出たように思う。去年、民主党がコロコロ首相の変わる自民党を抑えて与党となった。その途端に、お金の問題や政策の揺らぎというか口先でさばこうとする党首のやり口が見えてしまった。
 マニュフェストにも大きな差が無い民主党自民党。今回の選挙は、同じことなら実績のある自民党の方が少しはましかもしれない、という感覚を多くの国民が、無意識のうちに持ってしまっていることの表れであったと思う。
 昔、若かりし頃に、過激に活動していた管さんが党首なので、もう一度チャンスを与えようと思った人も多かったと思うが、結果はこうだった。
 中国が脅威でないことも、我々一般大衆も面倒くさがらずに、冷静に広く見渡せば分かることなのに。
 帰宅して、配達されていた日中友好新聞の一面の見出しは「『中国脅威』論は幻の想定」というものだった。日中友好協会もまだまだ存続意義がありそうだ。