天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

最近買った本

 本は、最近読むペースを落として他のことをしているせいもあり、未読在庫が減らない。にもかかわらず、気になる本は買わねばならない。最近購入したのは次の2冊。
・中国まんぷくスクラップ(浜井幸子著)
・走ることについて語るときに僕が語ること(村上春樹
 最初の本は、浜井さんが2年かけて中国の屋台の食べ物を足で歩いて見つけた写真入りの楽しい本。どれも美味しそう。これみんな浜井さんは現地で味わったのだろうか。なんとも羨ましい。こういう視点で中国を見る楽しみもある。
 以前「中国怪食紀行」という小泉武夫さんの本を読んだが、これと同様の嗜好の本だ。怪食の方は、特殊な味というかモノを求めてディープな中国に旅した感じではあるが、屋台のほうは中国の庶民の味だ。庶民と言っても北京、上海ばかりではなく浜井さんが歩いた場所は中国のそうとう広い地域にわたる。今度中国に行くときは、事前にこの本をチェックし、行き先にあるはずの食べ物を確認してから行こう。
 さてもう一冊のほうは、売れっ子作家のランニングエッセーだ。月刊日本語8月号のBOOK REVIEWで紹介されていたもの。こちらは素人ランナーながらそれなりに走っている人なら共感するようなことが書かれている。即ち、私も共感できるということである。
 ただ、違いは向こうは自由業であり、こちらは勤め人なので走る時間と量が違う。彼は毎日10キロを課しているが、こちらは週末に10キロ。それでもフルマラソンの時の経験(足の疲労など)など、体感している者だけが共有できるのだ。
 彼の小説の方は、かつてデビューして間もないころの作品は結構読んでいたが、最近の売れっ子ぶりに却って読もうとしない気持ちにさせられていた。しかしこの本は、タイトルからして放っておけない本だったので購入。最近の村上ファンは、彼が走ることで走るようになったという人もいるらしい。ひょっとして、ウチの息子もそのクチかもしれない。
 とにかく村上氏は、サロマ湖100キロマラソンまで出て完走している。鍛え方が違う。私も23日の富士登山競争を控えて、さればとて今日も10キロ走ったが、故障気味の右ふくらはぎと脛が調子が悪い。よくよくマッサージをしないとすぐにつる。寝ているときに冷えるととくにいけない。村上氏の本の中にも書いてあったが、年齢と付き合いながら長く走らねばならない。明日は早朝に万全のコンディションで走らなくては雨模様だ。今日は、タイムよりも長時間熱い中に体をさらす練習のような具合だった。
 今週は3日も飲み会を消化し、上海以来走れていなかった。もうあとしばらくで富士さん本番。海の日の連休が最後の調整になる。ことしも完走するゾ!