天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

レトロな街三軒茶屋

 前回三軒茶屋に行ったとき、確かに昭和っぽい風景が残っており、飲食街も間口の狭い小さな店が色々並んでいた。その雰囲気を味わいにまた昨日行った。少し歩いてみると、まさに昭和の映画館があった。


こんな映画館が目と鼻の先にあり、このほかにもまだあった。特に下のほうの写真の建物ごと昔の映画館!というほうは泣ける。私が小学生の頃、時は昭和の真っ最中、当時海辺の田舎町に住んでいた、その家の目の前が映画館であったのだが、その風情にそっくり。思わず飲食に来たのを忘れて、切符を買いたい気分になってしまうくらいだった。
 この建物は、他にも写真を撮っている人がいた。こういう映画館が今でも営業しているということは、客が入るということなのだ。三軒茶屋はすごい。
 で、昨日入ったお店は実は昭和風ではなかった。こじゃれた創作料理を出すような和風のBARだった。早い時間にウロウロしていると、結構店の中から呼び込みに出て来るのだ。その呼ばれた中の1件に友人と3人で入った。呼びこんでくれたお姉さんが威勢が良かったのと、お値段的にもリーズナブルな感じであったのが入る決断をしたきっかけ。料理と値段とも期待を裏切らなかった。三軒茶屋はすごい!
 帰りがまたいい。何がいいかと言うと、世田谷線というちんちん電車に乗るのだ。しかし、この電車は形こそ昔ながらの電車であるが、結構ハイテクだ。パスモとかスイカで乗れる。車体も古くない。細い車体なので、座席は両側に縦に一人づつならんでいる。結構利用客が多い。そこまでは良かった。
 そこで中国帰りの私は興ざめだった。中国の地下鉄やバスでは若者たちが席を譲る光景が当たり前のように見られるのに、日本ではわずかな座席に若いものが我先にと座り込む。ここは昭和ではないなと思った。