天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

走路の桜

 朝、いつものジョグコースに桜が咲いているだろうと思い、携帯電話を持って出た。このとおり、

桜のアーチの下を駆け抜けた。いや、そんなにカッコ良くない。桜に気をとられながら、ボチボチとジョギングで通り抜けただけ。道路を含めた画像の構図を見ていると、横浜で1年事故調査の仕事をした時のことがよみがえった。
 ところで、今朝の新聞を見ていると「さくらの気持ち パンダの苦悩」というタイトルの本が目に付いた。さくらの季節に手にするには面白そう。「さくら」は日本のことで、「パンダ」が中国のことであろうことは間違いない。著者は唐亜明さん。まいにち中国語のテキストでこの人の文書に接したことがあり、親しみもわいた。
 ”さくら”という言葉と”パンダ”という言葉を比べると、前者が女性っぽくて、動物であるパンダが男性ぽく感じられる。以前、中国と日本の関係を論ずる文章で、日本製の日中を題材にした映画の主人公は、たいてい男が日本人で女が中国人というのが多かった。これは、女は男に従うものという昔風のというか、儒教的な考え方からすると、日本を男の立場で見ているものとして、けしからんという説が紹介されていた。この「さくら」VS「パンダ」では逆の性別。著者が中国人だからか、などというアホな憶測はやめるにして、逆になっているところが何か象徴的で面白く思った。例によって発注済みなので、到着を待つ。
 さて、今手にしている佐高さんの司馬批判本だが、昔、子供のころ、腹の立つ相手に「バカ!」と言ってケンカをすることがあった。言われた方は「バカ言うほうがバカ」と言い返す。あまり露骨に他人の業績を批判すると、このような印象を持たれないだろうか。心配。あるいは、憎まれ役を承知ではっきり一言言わなくては世の中の為にならん、という強い正義感に燃えての主張だろうか。