天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

披露宴

 最近夫婦となった息子夫妻の、仲間内の結婚披露宴に出席した。青山の料理の美味しいレストランを借り切ってのパーティーだった。セレモニーとしての式は2週間前に済ませ、新婚旅行にも行ったあとのパーティーなので、気楽に、という趣旨のものだったが、仕事でお世話になっている会社のかた方や、学生時代の中のいい友人たちが集まってくれていた。
 息子が自分で進行役をしながら、料理を楽しんでもらうという目論みはうまくいったようだった。私たちの横には、彼の大学時代の友人たちの一群。話を聞いていると、親の知らなかった息子の一面を知ることができた。
 親戚中心の従来型の披露宴ではないので、出席は若者が多い。彼等の様子を見ていると、日本はもうこの人たちに任せていいのだなと思えてくる。大学を卒業して、それなりの人生経験を少し積んだくらいの世代。微笑ましくも、頼もしい感じがした。いつまでも心配しているべきではない。むしろこの先は、自分が若者たちの足手まといになることなど、間違ってもあるべきでない。そういう自分の心配をしたほうがいいのだ。
 この感覚がアメリカナイズされた個人主義的考え方であろうか。家族はできるだけ同じ屋根の下で、支えあって生きてい行くということを、子供たちには言えない。若者たちの自由にさせる、ということと親の義務を放棄しているということと裏腹なのか。成人した子供には自由にさせるのがいい。独立したいという希望があればさせてやり、そばにいたければそれも良し。ウチの場合は、その結果夫婦二人が残った。日本の多くの家庭と同様だ。
 ともあれ今日は、仕事の場面ではない若者たちの様子を見ることができてよかった。彼等にアドバイスできることがあればしてあげる。そういう気持ちを持ちつつ自らの夢と志を追い続ける、というところだろうか。