天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

「支那」

 「支那」という呼称が、中国をバカにしているという話がある。話ではなく、事実中国人からすると日本人に支那と呼ばれるのを毛嫌いする。と中国の人が書いている。この語源は「秦」から来ており、英語のChinaと同じ。どうして日本人が使うと嫌がるのか?と不思議に思うかもしれない。
 実は私も、それなら「支那」という言葉の意味を調べてみよう、と思ったりした。が、そういうことではなかった。昔「支那の夜」という歌の替え歌を聞いたものだが、あれなどは先方から見れば完璧にバカにされていると感じる。そのように使った言葉だからいけないのであって、意味論や語源をほじくっても仕方がない。
 嫌がっているのだから使うな。他人の気に障ることはするな。という単純なことだ。「自分が嫌な事は人にはするな。」というのは孔子の教え。この精神文化は中国発であり、今や日中共通の精神基盤となっているという説あり。
 ちなみにワープロで「しな」を変換しても「支那」は出てこない。マイクロソフトも気を使っているに違いない。でも支那のつく単語は多い。
 支那そば:これはノスタルジーすら感じさせる、あわい雰囲気の言葉だ。これは中国にはない味。素朴な醤油味で、ピンクと白のなるとが入って、ほうれん草と海苔が乗せてある。
 支那ちく:これは別の言い方があるだろうか。中国産たけのこと呼ぶと単なるたけのこで中国でとれたやつ。になってしまう。
 支那事変:これこそ日中戦争のことで、この言い方は日本政府が決めたそうだ。これだから中国の人はいやがるのだ。
 「支那」で検索すると、出る出る、支那という語源解説付きで、この言葉の使用は正しいとするものもある。
 私の結論としては、先に書いたとおり、人の嫌がることはしないほうがいい。理屈ではない、その人と友達になりたかったら、嫌がることはするもではない。理解し合えない人に対しても、やはり嫌がることをするよりもやんわりと遠ざかるだけでいい。