天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

向島その2

 今日は、社長をやっている先輩から、銀座の寿司屋に誘われて軽く食事をするつもりが、「2次会にいくぞ」ということで、向島に行ってしまった。もう一人の先輩と3人で。
 ここは2度目だな、と思っていると前にあって見覚えのあるお姐さんとおかみさんが出てきた。と思いきや、今日は正月。日本髪のお姐さんが正月らしい、赤色ベースの着物を着て白いお化粧で、ここは京都先斗町かと思うような姿で出てきてくれた。しかも、次は笛や太鼓に合わせてお座敷の獅子舞とひょっとこ踊り。イヤー目の前で踊る様子をはじめてみて、感動してしまった。
 獅子舞は子供の頃に、確かに正月の風物としてみた。そして中国のにぎやかな獅子舞を中国で見て、獅子舞もやはり中国からきたのだな、と思った。が、しかし、BUT、今日の獅子舞はこれが日本の芸なのだと認識させられた。大雑把なドンジャンドンジャンではなく、微妙な身のこなしで、客の襟元にさしたお札をパクパクとたべてゆく様は、芸から芸術といってもいいくらい(ほめすぎ)の身のこなしだった。
 ま、これも日本の正月か、しかもこの時代に少なくなった遊びかもしれないが、お座敷で芸を披露してくれるお姐さんやばばあも、ここでしっかり稼いでいるのだと思うと、お付き合いのしがいがあったというものだ。帰りには獅子舞が口から出したお獅子とお姐さんたちの名詞を渡されてふらふらと楽しく帰らせてもらいもうした。でした。