天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

マイケル冗談(ジョーダン)

 以前、マイケルと呼ばれたネコが家の周りにいた。飼い主はいたらしいが、あまり世話をしないらしく、そのマイケルは近所の人から食べ物を頂いていた。沢山もらって食べ過ぎて、随分太っていた。年もとっていて、体重と年齢のせいで動作が緩慢だった。私が帰宅すると、家の前で迎えてくれたときもよくあった。こちらの気分がいいと、声をかけてやる気にもなり、ムシャクシャしているときは、蹴飛ばしたくなる時もあった。まりつき歌の和尚さんのように。そのマイケルは今はもういない。いつから居なくなったのか分からない。風のようにいなくなった。いなくなるときは、そのように居なくなるのがよいかも知れない。
 昔、初めてアメリカ人とビジネスランチをした時のこと。相手は二人。ジョージとマイケルだった。ランチタイムは仕事を離れて趣味の話になった。ジョージがおしゃべりで、自分はカヌーを漕ぐのが趣味だと言った。ニューヨークは川に挟まれているので、休日はボートを漕ぐという。そこで私は、もうひとりに向かって「君の名前はマイケル。君はボートを漕がないのか?マイケルはボートを漕がないのか?」とたずねて見た。マイケルは「俺はボートを漕がない」と真面目に答えたが、ジョージは私のギャグを理解して、とても喜んだ。ウハウハ笑って歌い出した。’Michael, row the boat ashore, Halleluja!'とレストランで歌った。「ハレルーヤ!」のところがとても大きい声だった。白人の相手もたしたことないな、とそのとき私は思った。
 その点、顔かたちが似ているお隣の国の人々の方がとても難しい。中国で仕事をしたときそう思った。しかし今は好き。あの人なつこさと、バイタリティーと、明日を信じる姿が好きだ。
 次はマイケル弱損(ジャクソン)の話を書こう。