天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

情勢

 民主党政府が動き出している。鳩山首相の外交デビューも華々しかったと言ってもいいだろう。しかし、前途多難であることは間違いない。民主党でなくとも、誰がやっても日本が多難な状況なのだから仕方がない。
 その中で外交デビューの目玉、温暖化対策の目標を高く掲げたことは、その真意は何なのかなと思う。ただ、日本に新政権ありというアピールの意味だとしたらあまりに浅薄に過ぎる。きっちり対応する目論見があってのことだろうか。
 目標は高ければいいという精神論や努力目標というレベルでも困る。科学的に分析して、地球の環境保全のためにはこれくらい世界がやらなくては駄目で、そのことに真剣に取組もうという悲壮な決意が鳩山さんにあるのならよし。そう願う。それであれば、結果としてこの世界情勢の中で日本の存在感が増すということにもなろう。初めから単なるそれねらいでぶち上げただけでないことを願う。
 それから、ダム建設中止の問題。これは元々民主党の公約でもあったということなので、そのように行動することはもっともだ。しかし、やり方が子供。反対する人たちがいることが分かっている中で、はじめに結論を言うのはバカ。民主を標榜するのであれば、そのことで困る人たちがどうすれば困らなくなるか、話し合いを持つのが先。結論は腹の中で変える必要はない。まず現場観察。姿勢は民主のはず。
 目標や、やりたいことをただ言うだけなら誰でもできる。
 進め方という点では、今日文部科学省長官が、学校への補助金見直し検討のために、学校の現場を見て回ったというのはよかった。大臣がすべての現場を見ることは無いにしても、直接感じ取ることはとても大切だと思う。
 ともかく新政権。スタートした以上、ころんだりつまずいたりしながらも、地球がいい方向に進むことに貢献すべく、頑張ってもらいたい。日本だけよくなればいい、ということではないはずですぞ。