天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中英街

 労働節(メーデー)の時に行った深圳で、日本人の入れない「中英街」というところが不明のままだったが、このブログのリンクのおかげでその正体がわかった。
 「中」はむろん中国を意味し、「英」は英国だが、とりわけ英国統治であった香港を意味していた。即ち、中国と香港の境界線のある街であった。香港は香港島だけでなく、中国と地続きの九龍地域があり、中国側は深圳と接していた。頭でわかっていても、実際にその接点の場所をイメージしたことはなかった。
 道を挟んで、向かいが香港の商店で、こちら側が中国の商店で、店の看板もあちらは繁体字で書かれており、こちらは簡体字だという。今や同じ国ではあるが、行き来にはパスポートが必要。なのにこの地域だけは、中国の戸籍証明があれば、入場許可証のようなものが発行されるようだ。
 そこに日本人が入れない理由がよくわからないが、中に抗日の何とかと書かれた碑があり、鐘がぶら下がっている。日本だけでなく帝国主義列強がなんとかかんとか、とあるので日本だけがその場所でクローズアップされていることではないと思うし、他の外国人も同様の扱いではないかと思われるが、そうかどうかそこまではわからない。抗日の宣伝はどこへ行っても珍しくはないのだが・・・。
 街中の様子は、そのリンク先のサイトに写真が載っていたのでよくわかった。そのサイトは「開平の歩き方」というのだが、ちょうど1年前に私も開平に行ったとき、事前か事後か忘れたがそこを見ていた。
 その人はこの中英街にまで潜入していたのだ。広東省で仕事をしている人だろうか。自由に冒険旅行ができていいな。こちらも慢慢的楽しもう。