我が平和憲法化の日本から、軍隊ではないはずの自衛隊がアメリカの軍隊と共同して戦うために海外に送られてしまった。
軍需産業の株主である防衛大臣は「駆けつけ警護」にちなんで「駆」という字を今年の字に選んでいる。何たること。
自衛隊員の大半は、災害救助隊だと思って入ったのに他国の戦争に巻き込まれるとはもういやだ。ブラック企業でもいいから、人殺しをしないで済む仕事につきたいと、若者たちから自衛隊のなり手がなくなってゆく。
それではアホノミクス政権は困るので、そのうちに徴兵制度が復活しかねない。スイスは国民皆兵だとかなんとか言って、憲法は一度無視したら何度でも同じこととばかりに、やってしまいそう。
実は、格差を拡大して、食えなくなった野郎は兵隊になる道があるぞ、とばかり経済的徴兵制はもうすでに導入されつつあるのではないか
ところでホントに徴兵制があった時代は、「徴兵保険」という変な保険があったらしい。ほらみろ、昔も徴兵の赤紙が来たら災難にあったと同じだから保険金がもらえる、ということを商売にしていたヤツ(保険会社)がいたのだ。と思ったら、昔の徴兵制は初年兵は手弁当で参加しなくてはならないので、その費用を出すよという今でいう一種の費用保険だったようだ。結果は同じ事だ。赤紙にぶち当たったらお金をもらえる。
現在の傷害保険は、けがの原因が戦争ではお金が下りない。しかし昔は戦争傷害保険というものがあったらしい。戦争に行ってけがをしたら、その程度に応じて保険金が出たようだ。
これらは戦争があって、徴兵制度があることが前提の商売だ。これで儲かるのは保険会社と国。戦争で金もうけをする奴がいる限り戦争はなくならない。人の命で金儲け、そういう戦争産業の株で儲ける防衛大臣がいる国なんて、ありえない。
もうすぐ卒業する保険業界には、二度とこんなもので金もうけをしないでほしい。