天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

3月のニュース

 3月は、東京大空襲があり、3・11の大地震もあり、そして地下鉄サリン事件も3月だった。明日、20日が同時多発テロだった地下鉄サリン事件が起きた日だ。ちょうど20年前で、バブル崩壊後の時代だった。オウム真理教という新興宗教バブル崩壊でお金や経済面で思うに任せなくなり、そういうもの以外に何かを見出そうとする若者が陥った先だったのかもしれない。
 現代のテロといえばIS。イスラム原理主義。これも宗教が絡んでいる。ここに参加しようという若者が結構いることに驚く。格差社会に愛想をつかして陥る先というわけだ。
 テロというのは、世の中をひっくり返そうという革命の尖鋭的な発露であるとも言えるので、現状に満足しない人間が、よくよく考えないで、人の迷惑顧みずタイプの人間が参加してしまうのだろう。あるいは、貧困のあまり食べるために参加する、ということもあるかもしれない。そうなると理想も思想もあったものではない。
 テロは、一般の人々を巻き込んでしまうからいけない。巻き込むことで、恐怖と脅しで体制を変えようとする。
 民主社会なら、話し合いで物事を決めてゆくべきところ、暴力に訴えて権力を握ろうとする輩が背景にいる。つまるところ戦争と変わりがない。
 テロは許さないという姿勢を示しながら、戦争はできるようにしようというのは矛盾もいいところだ。
 こういう世の中で、何をしたら無益な活動を自粛させることができるのだろうか。美しい音楽や、素敵な文化を守りたい。人間が生きることをともに謳歌したくなる、そういう雰囲気を作るというのがいいのではないだろうか。というわけで自分は当面二胡に専念する。好きなことをやるのに、テロ批判と結びつけなくてもいいのだが、どうも自分の行動を正当化したがるのは人の常だろう。