天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

人水命 27年のあゆみ

 夕刻、久々に神保町まで行った。目指すは明治大学アカデミーコモンという建物。
 ここで、この達筆な題字にある写真展が今日から開催されているのだ。私も会員になったペシャワール会が、明治大学軍縮平和研究所というところと共催している。夜9時までやっているというので、仕事帰りに寄ってみた。
 中村先生が1984年に医療活動を開始してから、井戸掘り、用水路の開発にいたる27年間の写真がズラリと展示されていた。本などでお馴染みの風景がパネルに並んでいた。現地でワーカーをやったという人たちも来ていた。写真の他には、テレビ番組のDVDを流していた。テレビの方は実際に放映したタイミングではほんの一部しか見られなかったので、ここで2回分くらい見てしまった。
 開場の人に写真撮影の許可をもらって撮っている。写真の写真になってしまうが、少し載せておこう。これは、現地人スタッフと一緒のところであるが、彼らは銃を持っている。元ゲリラ兵であり、銃を持つのは正装するのと同じ感覚。敵対する相手が現れると、いつでもゲリラに戻るとのこと。映像でも見たが、やはりちょっと怖い。
用水路工事の食事風景。ナンがおいしそう。
上は掘りたての用水路。数年後護岸の柳の緑がまぶしい。水を得て野菜の収穫ができるようになった。
上の写真の青色は女性の着るブルカ。白黒写真では分からなかったが、こんなにあざやかな青なんだ。下は中村先生に診てもらいに病院に来ている患者たち。
 今ちょうど読んでいる本は、2001年9月11日頃以降のことが書かれている。テロの報復としてアメリカが仕掛けた攻撃が、アフガンの庶民たちをいかに窮地に追い込んだか。そしてそのさなかも、この活動は継続されたとのこと。スゴイの一言。これまたいづれ書こう。
 この写真展は11月28日まで同所でやっている。