天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

One Love Project 講演会

*One Love Projectとは、ルワンダの内戦で足を失った人に義足を提供する活動をしているNGO団体。
 ルワンダで活動されているOne Love Projectの真美さんが日本に帰国されている。そのうち講演会の連絡が届くだろうと思っていたら、このブログの2011.9.1日のページにコメントを頂いた。
 
それによると、本日朝10:30より吉祥寺教会にて、ということだったので、行って見た。
 場所は吉祥寺教会。カソリックキリスト教会だ。井の頭公園の近くらしい。早めに出かけてまずは久々に井の頭公園に行って見た。
 吉祥寺の街に出ること自体、何年振りだろうか。南口を出たところの細い道いっぱいにバスが来るのも久々に見た。そうだ三鷹に住んでいた頃にはこの辺りにもよく来たことを思い出した。
 話しは講演会、開場の吉祥寺教会はわりとすぐ見つかった。奥に白いマリア様の像があるのが目印となってそれとわかった。開場は教会の前の建物だった。奥まった教会の前では福島産の野菜が販売されていた。
 開場を見つけて入った。真美さんはネットでお顔を見ているのですぐにわかった。ご挨拶をすることができたが、こちらは見知った顔だけどあちらからはどこのオッサンだろうと思ったろう。参加者はチラホラ。開場いっぱいに溢れていた中村医師の講演会とはえらい違いだ。これはまだ知名度の問題であり、支援団体の活動の方策の問題であろう。この点は何とかしなくては。
 ともあれ、講演内容だ。前面に画像を映しての説明だったので、とてもわかりやすかった。ちらほらいる参加者はどうもこの教会関係者らしい。それと、以前から彼女を支援している人々若干名。ほとんど身内のような中に、私が一人舞い込んだのか。
 真美さんは、ルワンダのルワシングワという男性と結婚されているので、ルワシングワ真美と名乗っている。その結婚の馴れ初めから話してくれた。そして現地での活動の歴史など。
 そもそも彼女は普通のOLだったらしいが、アフリカにスワヒリ語の語学留学に行ったことがきっかけだったそうだ。その頃に今の旦那と知り合い、二人で相談の上、このプロジェクトを立ち上げたらしい。なにしろ義足作りの仕事なので、真美さんご自身が横浜で5年間そいうものを作るところで技術習得をしたとのこと。やはり周到な準備があったのだ。
 そういう準備のあと、1996年にルワンダ政府にNGOの申請をしたとのこと。その時は何もない原っぱを政府からもらったとのことだで、人海戦術で日干しレンガを作るところから始めたとのこと。それが今では、夫のルワシングワさんが植えたという木も立派に成長していい建物になった。
 ルワンダの内戦では多くの人が虐殺された。虐殺場所となった教会の建物と、そこで亡くなった人たちのしゃれこうべ

また地雷で足を失ったりした人が沢山いる。足が亡くなって、擬足や車いすが無いければ這って移動するしかない。

 真美さんたちの活動は15年におよび、今では現地技術者7名を育てている。そういった職業技術を競うアビリンピックと言う大会があって、今年は韓国で開催されここに3人が参加したとのこと。

 話を聞いていて、一番良かったのは真美さんご自身が元気なことだ。見た目も文化や暮らしぶりも異なる国で、このような活動をすることは並大抵のことではない。
真美さん持ち前の元気と人間愛、夫であるルワシングワさんとの二人三脚の志が原動力になっているのだろうと思う。
 最後の写真は、現地で福島地震で犠牲になった人たちの追悼集会を職員や、近隣の人たちで行ったときに、日本の政府関係者に声かけしたにも関わらず誰も来なかった、と怒りの表情を示す真美さん。
One Love Projectは下記のURLで確認できます。
http://oneloverwanda.blog105.fc2.com/