天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

停電

 福島の原子力発電所が、地震の被害に会い、電力供給が出来なくなったことにより、計画停電というものが実施されている。具体的な影響としては、時間を決めて一定地域の家庭への電力供給がストップされる。我が家の附近は、予定された停電計画が変更され終日電気を使うことができた。
 が、私の使う通勤電車は5割の運行に削減され、朝の出勤に3時間もかかってしまった。そして夕刻は6時以降は調布より西側は完全ストップするというので、6時に間に合うよう帰宅した。明日はどうのようになるのか分からない。
 今回の地震は、東北関東大地震ということで、地域的には関西以西は無事だった。電力会社も東京電力東北電力が影響を受けており、それ以外の電力会社は無傷で、通常通りの電力供給ができているらしい。
 それにしても福島原発の今回のトラブルは、地震だから仕方が無いということだけでは済まないようだ。原子炉を冷却する水を供給するモーターを作動する電力が不足したときに、ディーゼルエンジンによる自家発電装置が動く仕掛けがあった。その装置が動かなかったために冷却ができず、建物の爆発に至ったということだ。これは人災ではないか。エマージェンシー装置の点検が出来ていなかったのだ。
 街では、商店から米やトイレットペーパー、ガソリンが売り切れた。心情として備蓄に走るのも致し方ないことだろうが、日ごろの備えがあれば慌てなくても済むのだ。緊急装置の点検さえ怠ってしまう油断というものが恐ろしい。今回の経験は今後よくよく生かされなければならない。原子力に関しては、日本は最もその被害の恐ろしさを知っている国であったはずなのに、この状況は寂しい。