天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国映画「心の香り」

 今日は、日中友好協会八王子支部の主催の映画を見に行った。現代中国映画会の日でもあったがこちらは以前見た「訒小平」だったので、同じものは見ないでこちら。
 その前に団地の餅つき大会があったので、朝8時から昼過ぎまではそちらに参加。忙しい一日だった。餅つきの方は写真を1枚。

 これは毎年恒例で、主催は団地の評議委員会。町内会と同じもので、今年は委員になっているので参加。餅だけで最小限の義務を消化しようとしたら、色々やってほしいという声があり、トン汁にお汁粉、焼き鳥まで作った。当然飲み物はビールやお酒も出す。なかなかいい雰囲気の団地コミュニティーになっている。
 さて、それも大方終わったころに抜け出して日中友好協会映画に出かける。集まっている人はそれほど多くない。1年前、一緒に中国語を習っていたひとの顔も二人ほどあった。中国語に字幕なのでヒアリングの訓練にもなった。
 詳しい解説が無いが、完璧に現代中国映画だ。と言っても調べたら1992年の作品だった。京劇を習っている少年の親が離婚をする。少年は一人っ子政策どおりの一人っ子。彼はドライなので離婚は当たり前のように受け止めている、ように見えた。離婚も中国では多くなっているらしい。親の離婚騒ぎのドサクサの間、少年はおじいさんにあずけられる。そのおじいさんは田舎で独り暮らしをしているが、若いころは名の売れた京劇俳優だった。
 この映画は、このおじいさんと孫のやりとりが見どころ。離婚する親の世代と違い、お爺さんの世代はちがう。おばあさんは亡くなっているが、おじいさんにはつき合っている彼女がいる。しかしその彼女は昔の恋人と行き別れになっていた。その人は台湾に行ったきり40年間会えないでいる。その間、彼女は少年のおじいさんと心の支えになりあい暮らしてきた。というような純愛ストーリーもある。
 少年は、自分が京劇を習っていることはおじいさんに内緒にしていた。が、おじいさんがお金が必要な時に、京劇のふりを大道で行いお金を稼ごうとしてその姿をおじいさんに見られてしまう。最後はおじいさんのもとから母親のところに帰ることで終わるが、結構泣ける筋書きになっていて面白かった。
 さてその映画の帰りに図書館により、「白檀の刑」を返して、「何日君再来」(ホーリーチェンツァイライ)という本を借りた。これはタイトルを見て読みたいと思っていた本の一つだった。
 帰宅して中途半端にしてあった本棚の扉を仕上げた。忙しい一日だった。