北方謙三氏の「水滸伝」第16巻の書評は、吉川晃司という人が書いている。ロックミュージシャンで俳優。ネットで顔を見るといけ面で、確かにTVで見たことがある。
文章がいかにもロックミュージシャンらしくて、さっぱりとした話し言葉だ。しかし内容はしっかりした書評になっている。北方氏の生き様とこの小説をダブらせながら、適格な書評になっている。
こういう感覚の生き方もあるのかと、水滸伝16巻ではむしろこの短い書評の方に感心した。ご本体はあと3冊になった。相変わらず、連続ドラマを長期間見るような感覚で読んでいる。