天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

「人類の物語」ユヴァル・ノア・ハラリ

 失せモノ現る。子供向けの本を読んだ。読んでいる途中、一度なくして、出てきたので喜んで続きを読んだ。無くなったのは、出かけるときに持ち歩いていてどこかに置いてきた、と思って諦めていたら、ベッドのわきに挟まっていた。

 この本を読もうと思ったのは「ヒトはこうして地球の支配者になった」という副題に惹かれた。なぜ惹かれたかというと、斎藤幸平さんの「人新生の資本論」という本の、「人新生」という言葉につながったから。まさに今の地球は人がはびこったことで環境問題が起きてるし、それが自然の流れなのか、人が地球の終わりを速めているのかと思っているところに、人が地球を支配しているようになった経緯が書かれているように思えたからだ。しかも子供向け、よかったら是非子供たちに読ませたいなと思い買った。のになくした。

 なくす前に読んでいた所で気になったのは、人類と言っても今の我々はホモサピエンスで、他にも人類がいた。主なのがネアンデルタール人。他にもどこかの島には小人がいて、他にももう一種類人類がいたらしい。がいなくなった。

 ホモサピエンスに淘汰されたらしい。ホモサピエンスが、排他的で闘争本能があるように読めたので、なるほどプーチンはじめそいういのがのさばっているから戦争が無くならないのかと思ったりしていた。しかし現代人にもネアンデルタール人のDNAを持つ人がいるらしい。つまりネアンデルタール人の生き残りか、混血児の子孫かがいるってことは同時代に同じ場所にいた。が、ホモサピエンスの世界になっている。

 人類は食べるものを求めて世界に広がった。広がる中で、いろいろな動物たちを絶滅させていった。例えばマンモス。あのおおきなマンモスを人間がやっつけられるのは、意思疎通がお互いにできるので協力してことに対処することができること。火を使うことができること。道具(石器)を使うようになったことだから。マンモスをやっつけてどうするかと言えば食べる為。1頭で大量の肉が手に入るので効率がいい。

 そうしているうちにマンモスがいなくなった。クジラもそう。同じことだけど、このままではいなくなってしまうことに気づいた子供が声を上げたことで、捕鯨禁止となった。子供って鋭い。環境問題で声をあげたグレタさんも子供だった。

 なのでこの本はやはり子供たちにも読んでもらいたい。