天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

あれこれ

 人生は簡単ではない。それくらい今さら何、と言う訳だが話は長野。昨日の午後1時に不動産屋と購入検討中の古民家の前にで待ち合わせたので早めに家を出た。

 途中の休憩で、佐久平パーキングに初めて止まった。車を止めた目の前に「ジビエまん」という旗が見えたので、これを食べてみた。

 鹿肉と信州みそと野沢菜というので、健康志向にはピッタリ。400円は普通の肉まんより高め。鹿肉だからさもありなん。

 さて、待ち合わせの現地には早めについて、雨模様で用意した長靴を履いて家の周りを歩き回った。ほぼ時間通りに黒塗のアウディが来た。不動産屋は儲かるンんだ。

 カギをあけてもらって、中をしっかり見させてもらった。長野市の担当者とメールでやり取りしていた時に、傾きがあって修復の値段がかかるということがあった。傾きとは、柱が傾いていて大雪が屋根に乗ったらつぶれかねないのか、と思っていたら違った。床が平らでなくなっているのだった。床がダメというのは、古民家にはありがちでそれなら根太からやり直して床をフローリングにしてしまえば問題ない。

 東側と南側がアルミサッシの縁側で、日当たりはよいが冬は寒そう。不動産屋さんによると、この家は20年空き家になっていたそう。住んでないと家は傷むというが、確かに傷んでいる。が、前に住んでいた人の荷物がそのままになっている。

 箪笥の中身は段ボールにいれてあり、本類は縛ってあるので、棚やタンスはカラにはなっているが使っていた配置のまま置いてある。

仏壇もそのままだが、中の位牌などはない。

 荷物の整理や処分は、今や専門にやる業者さんもいるので大した問題ではない。神田に持ってゆけば売れそうな文学全集などもある。

 床や壁はDIYの範疇だ。水回りの整備だけは業者さんに頼むか。とやることが見えてきたところで、不動産屋は実は先に見に来て検討している人がいるという、しかも二組。ゲロゲロ。なんだよ。

 今までの市とのやり取りではそんなこと聞いてなかった。いろいろな人が問い合わせがあるけど、修理費用の関係で見合わせが多かった物件という話だった。

 不動産屋の話では、地元に所縁のある人は初めてだそうだが、先に来た人のがどうするか待つしかない。

 自分としては、修復に時間がかかっても構わない、やることが多くなっても別に急がないので、決めたら山を走る用の車にジムニーを発注しようと思っていたのに、そのきっかけが肩透かしにあった感じ。前二人がキャンセルしたら連絡をもらうことになったが、どちらか購入を決めた時点で連絡をもらわないと、他を検討開始するきっかけが欲しい。

 「急いては事を仕損じる」ということもあるので、まあいいか。でも、そもそもの長野くらしの目的ってあるわけで、そこのところをどう整理するかも改めて考えたい。

 

 で今日は、新しい二胡の生徒さんの初レッスンだった。ゼロから始めるので、他の人とは分けてしばらくは個人レッスンの形式で基礎を見につけてもらったら、皆と一緒にやってもらおう。

 

 ところで英国のエリザベス女王が亡くなって、チャールズ皇太子が国王になったとか。70年もの間女王でいて、イギリス国民に慕われてきた。こういう場合こそ「国葬」に相応しい。でもあまり大げさな話は聞こえてこない。安倍と比較しては失礼極まりない。

 イギリスでは立憲君主制の存続について議論があるらしい。王室の位置づけの見直しということだろう。即ち王室不要論があるってことで、日本で言えば皇室をいつまで存続させるのかということになる。日本の場合江戸幕府による大政奉還で一気に天皇陛下の位置づけが重みをもち、かつこれを利用した国の運営が行われてきた。敗戦後もこれが、憲法上の位置づけが「象徴」となったが天皇制が維持されていることに変わりがない。利用してきた自民党がボロボロになって来たので、政権交代の後はこれについての論議が必要だろう。そういう意味での憲法改正を議論する時がくるはずだ。