以前、「戦争中毒」というタイトルの本を読んで紹介しているが、その著者の一人だった人の本。
地球の環境が破壊されてゆくことを少しでも食い止めようといろいろ活動をされている方。東京都の出身で海外生活も経験したうえで、千葉の田舎で自給自足の環境を手に入れて、菜食主義に徹した生き方をされている、と思ったら現在はハワイ在住らしい。
この本は、この方の初期の著述で、海岸のゴミ拾いから活動が始まることから書かれている。まだ911や311の前で、そのころから環境意識が高かったともいえるが、ゴミ問題から兵器は環境破壊、原発は最悪というところまで書かれている。
ハワイに移住したのは、311の後。やはり日本にはもう住めないということだろう。そうはここに書いてないが、行動が示していると思われる。
大変行動力のある人なので、日本だけでなく世界の環境保全のための活動を色々してきて、いくつかの著述にまとめている。
日本は、最初にこの本が書かれたころ(1992,3年)から更に一層ひどい国になっている。千葉で自作の野菜を食べる環境を手に入れたが、福島からの放射線被害は避けられない、そこで日本脱出となったと推察する。
しかし実に色々やっておられるので、次々読んでいこう、と同時に自分も身近なところで実践する。
何かというと、癌対応で免疫力向上のために始めた「玄米菜食」。これは肉を食べないということは、動物性たんぱく質が良くないということだけでなく、環境にも優しい。一人の人間が肉食をやめると70人が穀物などで食べられるようになる。
この考え方の流れでは、コロナのワクチンも余計なものとなる。副反応の強いワクチンは本来体にいいわけがない。体は自然のままが一番いい。コロナワクチンは1回打ったけど、半信半疑。前立腺がんの飲み薬すら飲まないでいる自分が、インフルエンザのワクチンを焦って打つ必要があるのかは疑問。世の中の流れに任せている感じ。
もう70にもなるのだから、自分の身体は自分で責任もってコントロールしてもいいかと思う。きくちさんは、そういう方面の活動もしているらしい。もう少しこの人をフォローして実績を確認させてもらおうと思う。
環境問題については、きくちさんの言うことに全面的に納得、賛成。とにかく原発は最悪の環境問題。すでに多くの放射線による犠牲者が出ているにも関わらず、再稼働の動き自体が許される日本は狂っている。自分も脱出したい気もするが、どこに行っても地球上の問題は同じ。周りに寄り添うべき人たちがいるとすれば逃げられない。行ったり来たり、あちこち行って見るというのが一番いいかもしれない。