天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

マチネの終わりに 平野啓一郎

 平原綾香さんの「クラシックの扉」で紹介されていた本。ここのところ、文芸論のようなものを読んでいるが、そういったかび臭い理屈など「そんなの関係ねー!」と言わんばかりの恋愛小説。

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 本のカバーにあるように映画化されている。見目麗しい男女。プロのギタリスト(福山雅治)と、国際ジャーナリスト(石田ゆり子)の出会いから、余韻の残る結末へ。現代版恋愛小説。

 現代版とあえて言うのは、まず時代背景。イラク戦争や3.11の東日本大震災も出る。そして二人のコミュニケーションがスカイプも使って行われる。

 登場人物の設定が、かなりハイソな人たち。我々の世界とは違うようだが、しかし起きることは似たことがあるかもしれない、あるいは似たようなことが起きていたかもしれない、と思わせる。あらすじ書くと、これから読む人の妨げになるので省略。

 映画はネット配信されるので500円くらいでいつでも見られる。読んでる途中で物語の展開が知りたくて映画を先に見ようかという気になったが、読み終わった。

 美しいギター音楽も入り、世界の各地が舞台となる、見て美しい映画のようなのであとでゆっくり見たい。

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 あとでとは、二胡教室の指導から帰ってから。

 

<今日のひとこと>

Become an Anthoropologist

文化人類学者になろう。とはどういうことか。期待に反する行動などをする人に対しては、あの人はどういうっ訳で、そういうことを言うのか、やるのか、と考えることにより他人の行動に対してネガティヴな態度をとることが抑えられ、一歩下がって客観的に事態を把握できるということのよう。

 

 二胡から戻ると、今週も孫たちが集まることになっていた。コロナ期間中は遊び場に事欠くのでよくウチに来てくれる。(笑)従姉妹同士で遊ぶのが楽しいらしい。