かねて懸案にしていたことに、同病の友人に会いに行くということがあった。それを本日実現できた。同病と言っても、彼は手術をして前立腺を摘出したので癌の心配は消えている。だが、術後の尿トラブルが続いているので遠出する気がしないというので、こちらから愛車を駆ってでかけたわけ。手土産は八王子コーヒー。
行先は我孫子の手賀沼。手賀沼と書いてケガヌマと読む。沼と言っても利根川の支流にあたるらしい。
高台の公園から下の平地と沼を見下ろしたところ。
この平地の右奥に住宅街があり、彼の家はその中にある。千葉の沼と言えば、この前の台風は大丈夫だったのか、といえば何ともなかった由。
以前決壊して水につかったことがあり、そのあとに護岸工事がされて堤防が高くなり、橋も掛けなおされているらしい。そういう対応がされていればこそ、この前の台風でも大丈夫だったわけで。大きな被害が出た地域は、そうした対応が後回しになっていたところに違いない。
この地域は、東京のベッドタウンという認識しかなかったが、かつて白樺派の文人たちが集まり済んだ土地であった。嘉納治五郎も住んでいたらしい。それはみな高台の上で、下の平地はすべて埋め立て地だったとか。これはタモリが歩くと面白い場所ではないか。(ブラタモリの取材現場になりうるかと)
ということで、地元のものを売っている店でこんなモノモノを買った。
大正時代の白樺派の人たちが食べたカレーを復元。というので、どんな味か食べてみることにした。そして地元の身体にいい食べ物。
真ん中の千葉産落花生は、彼がくれた土産の中に入っていた。これは今や高級品。
八王子の我が家から車で2時間強程度。それほど遠くない。昔はこちらから常磐道方面に行くには、首都高速で赤坂見附付近の都心をぬけたものだが、今や新宿から池袋、板橋から北回りで三郷に。
車も、運転が楽になっているし、便利になったものだ。だいたいこういうドライブには、昔、乗り始めたころには地図帳を見てルートを決めてから標識や道路看板を頼りに、場合によっては約束に送れないためにルートの下見までしたことがあったな。それが今やカーナビの設定だけ。
便利は便利。だが、便利は幸せつながるだろうか。それとこれとは別。楽をすると、人間はノーテンキになり、何も考えなくなるんじゃないか。
その結果が、今の社会。ノーテンキの結果、あんなのが総理をやっている。
新閣僚が次々と辞任した後は、「桜を見る会」の公職選挙法違反の疑いがぞろぞろ出てきた。シラを切って逃げることができず、来年は中止とした。やめればいいもんじゃない。今年も昨年も、国民の税金を使ってアペの地元の後援会メンバーを招待したりしているのは何なんだ。ということで野党の追及は続く。当たり前だ。モリカケだって終わっていない。日本をまともな国に戻すには、諸悪の根源、またはそれに踊らされて権力者気分になっている者たちを処分する必要がある。