天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

台風と平和文化祭

 昨日、今日と平和文化祭の予定だった。が、台風のおかげで昨日は開催できていない。台風は、自分の家に関しては無傷で済んだ。小高い土地で、周りは鉄筋コンクリートの建物と樹木ばかりなので、ベランダのものが飛んで行かないように気を付けたくらい。河川の氾濫が全国的にひどくて、災害が続いている。

 

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 犠牲者の数は、この時より増えいている。千曲川阿武隈川という一級河川。日頃から洪水が危ないと言われていた那珂川。国の管理不行き届きとしか言えない。

 護岸工事の必要な個所についての調査はされているはず。なのにやっていない。なぜか。そこに使うべきお金で、オスプレイや戦闘機をアメリカから買っているのだ。国民の命を後回しにしている。

 そこで昨日は犬HKがさんざん、「命を守る行動をしてください」と言うではないか。国の宣伝機関がこういう言い方をするのが不愉快。その言葉、そのまま政府に言え。下記の投稿は、政府のやってることをお金の面でズバリ。

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それと、こちらも問題なのに、犬HKは川が氾濫した様子ばかり報道している。

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 福島第一原発の汚染水。台風のどさくさに紛れて海に流す。そういうことをしっかり監視しないといけない。ここがどうなっているか、報道が無い。怒り心頭。

 とにかく八王子は台風一過で晴天だったので、平和文化祭は行われた。自分も朝から出かけて行って、夕方まで。しかし最寄りの電車(京王高尾線)は動いていない。車で送ってもらった。そういうこともあり、一般来場者は減ったのではないか。しかし色々な市民団体の共同主催なので、意識高い系の人たちとその関係者などで、結構人が来ていた。

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 私は二胡をもって、客寄せ係。13日の目玉は伊藤千尋さんの講演。

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 この方の最近の著作はみな読んでいるので、話す内容は想定通りだったが、話が上手い。2時間があっという間に過ぎる。それでもまだ話したりないくらい、ご本人は聴衆に訴えたいことが山ほどある。自ら行動して知りえた事実で、日本の市民たちが何をしなくてはならないか、ガンガン語りかける。

 午前中は、日中友好協会の展示室で二胡を弾いていたが、午後の二時間はここに参加したいという私の希望が叶うように、二胡仲間が一人時間に間に合うように来てくれた。2時間、代わりに一人で二胡を弾いていてくれた。嬉しい限り。

 話の要点は次の通り。

カナリヤ諸島憲法9条の碑がある。世界に7つの日本の憲法9条の碑がある。憲法9条は日本だけのものではない。という話から始まり、

・アベ改憲案に騙されてはいけない。9条に2項として自衛隊を入れたら、国軍の存在を許すことになり、従来の憲法9条が意味を成さなくなる。国軍とは他国への侵略戦争ができる軍隊のこと。

・韓国や中国の庶民が日本人をどう見ているか。韓国済州島にある平和博物館、四川自身の時の日本の救援隊を中国の人々がどう見たか、等々。それと、早稲田大学名誉教授/東京YMCAアドバイザーの木村利人さんが、若いころフィリピンにボランティアに行って小学校で「幸せなら手をたたこう」という歌を作ったこと。そこを伊藤さんと一緒に再訪したら、歌い継がれていたことも感動秘話だった。

・日本と同様の平和憲法を持つコスタリカが、憲法をどのように生かしているか。具体事例をいくつも。つまり日本は、世界の国々に評価される平和憲法を持ちながら、飾っているだけで憲法にそぐわない政治を許している。ある意味これは民主主義国家の市民の怠慢だ、とまで強い言い方はされないが、そういうことだと受け取った。

・忘れてならないのは、新憲法に9条の軍隊放棄を入れる発案者は幣原喜重郎であり、決してネトウヨたちが言うような米国の押し付けでないということ。

・腐った政権のいいようにさせないために、我々市民がどうしたらいいのか。もっとスマホ使おう、なんて冗談も言ってた。とにかく明るく、あきらめずに運動しよう。腐ったメディアをあてにせず、(スマホで)情報発信しよう。ということが結びだった。

歌もいいらしい。

 明日からまた生きてゆく指針を気づかせてくれた講演だった。