旅の支度を整えよ、という言葉があった。旅にも色々あるが、日常から離れて他所に出かけること。
今回は短いし、勝手知ったる地方に行くので、日常の一部のような感じがしないでもない。が、一応外国なので、気を緩めることの無いようにしないと。
明日から3日間広州に行く。ついでに深センにも行って見るつもり。広州には楽器を見に。見たら買うだろう。友達に頼んでおいた中国のネット購入品を受け取りに行くので、荷物が少なければ買うことになる。今回は二胡の仲間で高胡というもの。
深センは楽器城というのがあることを知ったので、ちょっと見に行く。しかし広州でなじみになった楽器屋さんは、元々高胡の専門だったので、高胡買うならそこだろう。
高胡は、調べてみると二胡と同じように地方により多少異なるものがあるらしい。しかし本場と言えば広東音楽の地元である南の広州に違いない。
ネットで見ると、日本で高胡を販売している店の仕入れ先が私のなじみの楽器屋さんだった。明日、着いたらさっそく手土産のお菓子を持って覗いてみるつもり。
そう、旅の支度の一つにお菓子を買うということがある。中国の人は、特に南方では飲茶の習慣があるので、お茶と一緒に食べるお菓子(点心)が喜ばれる。ただし塩せんべいのようなパリパリしたものはあまり好まれない。しっとりした焼き菓子がいいみたい。度々行ってるとそういうことがなんとなくわかる。しかし今回はあくまでも買い物に集中するので、頼んだ友達と二胡屋さん以外には会わないつもり。
出かけている間に、沖縄の県民投票が行われる。投票権が無いので、出かけても問題ないが、日本の民主主義にとって、とても大切な出来事だ。
東京新聞のアンケート調査によれば、67%が辺野古基地建設に反対という予想がある。利権集団と化した政府は、県民投票の結果にかかわらず工事は続けるとしている。
一方で、主義主張の問題の他に、税金の無駄遣いという問題がある。
現在進められている辺野古は軟弱地盤であるために、当初想定した金額を大きく上回る費用が掛かる。しかも現在の技術力では完全に補強できないことが指摘されている。
そうなると、埋め立て後に地盤沈下が継続的に発生する。そこにまた工事が必要となる。いつできるのか分からないところに工事費だけが税金で支払われる。
現政権は、工事が終わるまでもたない。はなから見届ける気も無い。
いかん、今日は旅の支度を整えよう。