天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

学生運動

 辺野古の現状を見ると、反対する人々が集まっているけれど、高齢者が多い。地元住人中心だろうけど、若い人は昼間は仕事があるのでそうしょっちゅうは反対運動に集まれないせいだ。
 その様子をライブ動画などで見ていて、三里塚闘争を思い出した。当時は自分はまだ高校生で、地方にいたので純朴な受験生でテレビで見ていたが、首都圏から反対派の過激派学生が集まり、地元の人と一緒に過激に闘争をしていた。
 自分が大学に入ってからも、ベトナム戦争に反対するなどの運動が続いていた。過激な理論の食い違いで内ゲバなども発生していた。
 そこからさらに10年遡れば、60年安保闘争で、一人の東大生が死亡するなどの事件も起きていた。
 あの頃の学生運動は、一般市民は仕事があるので個別には動きにくいけれども学生たちは活発だった。労働者は労働組合単位で、政治的な課題、すなわち政府の住民を顧みない動きに反対する行動をとっていた。
 その労働組合も、国鉄が民営化してJRになったことをはじめ、組合運動のサラリーマン化が進んでしまった。
 そこへゆくと、フランスの大学生、高校生たちの間ではまだまだ学生運動が健在だ。
 暴力闘争がいいと言うわけではないが、体を張って意思表示をする元気は若者に持っていてもらいたい。
 しかしこれは、若者へというより、そういう若者を育ててきた教育の問題かもしれない。主には学校教育。そして家庭環境もあるだろう。
 昔は、一億総中流化という言葉があったか、皆中流意識になってよりよい生活を求めるための受験競争。そういう時代に育った親の子供たち。あるいは、事なかれ主義という日本人の悲しい特性のせいなのか。
 すくなくとも、もう少し視野を広げたら、今の日本の政府のやっていることがどれもおかしいことがわかる。おかしいと思ったら声を上げないと、日本は本当に消滅しかねないところに来ている。
 政治は政治家に任せておけばいい。という時代もあったかもしれない。しかい今の内閣の顔ぶれを見れば、この国を任せられる人間はいない。そういうことに問題意識をもてば、だまっていてはまずいだろうと思うはずなのだが、どうなんだろう。